切り花延命剤 クリザール(ブルボサス・リーフシャイン)の販売

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切花を長持ちさせる方法

切り花を長持ちさせる方法

母の日にプレゼンとしたお花や、誕生日にもらった花がすぐにしおれて枯れてしまうのは、ちょっと悲しくなりますね。

もう少し元気に、花を咲かせてくれると良いのですが。それほど安くもないお花。できれば長く咲き続けて欲しいもの。

そこで、切り花を長持ちさせる方法を調べて、少しでも花が長持ちする方法を探りました。

花がしおれる理由とは?

茎からお水を吸い上げる量よりも、葉っぱからでていく水の量の方が多いとしおれます。

吸い上げる水分 < 葉から蒸発する水分

花がしおれる理由は、大きく分けて3つ考えられます。

  • 水を吸わなくなった。
  • 雑菌が繁殖した。
  • 栄養不足

花がしおれるのは、水分がお花に行き届いていないからです。人間でいえば、脱水症状と同じ。特に切り花は、根っこが付いていないので水を吸い上げる力が弱くなっています。これが一番、大きな理由です。

水を吸いやすくする方法

 

やり方は簡単で、茎を水中で斜めに切り直します。どうしてもやりづらいお花は、空中で短時間で切って、すぐにバケツに勢いよく入れましょう!このとき、輪ゴムなどでまとめて切ると手早くできます。

ボウル・洗面器や洗い桶、バケツなどに水を入れて、水中の中で少し短くはなりますが茎を切ります。そうすることで、水分を吸いやすくなります。

お花を購入して家に持ち帰る間に、水を吸い上げる茎の末端部分の細胞が崩れてしまったり、空気が入って吸えなくなっているからです。また雑菌が切断面に繁殖して、茎が腐って来たときも水を吸わなくなります。それを防ぐために水あげします。

水中で切り直したら、お花が元気になるまで、そのままバケツなどに入れたままにしてください。お花は直射日光が当たらないところに置いてくださいね。

※注 切れないハサミなどを使うと、水を吸い上げる道管という部分が潰れてしまうので、良く切れるハサミを使ってください。カッターでも切れますが水中では危ないので、怪我のないようにしましょう。

お花の種類によっては、切断面を火で軽くあぶると良いと言われていますが、あぶり方の度合いがわかりにくいと、お花の種類によっては失敗しやすいので、避けた方が無難です。バラなどに向いているようです。

葉っぱが多ければ、多少減らすと、吸い上げの負担が減りますが、全部は取らないでくださいね。

中性洗剤も使える!

中性洗剤には、界面活性剤が含まれていて水の吸収を助けてくれます。プロは洗剤ではなく専用のものを使用しますが、一般家庭の場合は裏技として1Lあたり1~2滴垂らして様子をみるといいかもしれません。

ただ効果は保証されません。あくまで自己責任にて。心配な方は、後述する延命剤を使用するのがベスト。

霧吹きも効果的

茎から水が吸うまで時間がかかります。そんなときは、葉っぱの裏側を中心に霧吹きで水を補給してあげると、早く元気になります。

ちょっとしたことですが、花の潤いが加速するので、面倒かもしれませんがシュッと水を与えてください♪

雑菌の繁殖を防ぐには

家にある物で防ぐには、漂白剤を活用します。水やお花に雑菌が繁殖しにくいようにする為の対策です。

分量に注意!

分量は、漂白剤を1Lあたり1~2滴垂らして薄めて、その水を花瓶の水として使います。

注意したいのは、あまり漂白剤や洗剤の濃度が高いと、逆に枯れてしまう危険があるので、入れる分量は慎重に入れましょう。夏場は毎日、水を入れ替えましょう。

10円玉を入れて雑菌を防ぐ

10円玉

花瓶の中に10円玉を4~5枚入れておくと、銅イオンが雑菌の繁殖を抑えてくれます。(殺菌効果)

すぐにできる方法なのでお試しください。なお、50円や100円玉は銅イオンが殆ど含まれていないので、雑菌効果は期待できません。

栄養不足を補うために

一般に行われているのは、砂糖を使うことです。すでに根っこが無くなっているので、養分を吸い上げるのに、水に糖を溶かして茎から吸わせて、お花の栄養にします。

この場合も、あまり濃度は高くしてしまうと雑菌のエサにもなるので、1Lの水に小さじ半分程度をいれて溶かしてください。これで水道水よりもお花が長持ちするはずです。暖かい日は、すぐに水が腐ってしまうのが難点。

切り花は、新鮮な魚や野菜と同じ生ものと同じです。だから取扱は生鮮食品と同じくらい、気を遣って取り扱わないと、すぐに腐ってしまいます。

しかしこれらの方法は、分量の調整が難しく失敗のリスクが高いです。そこで活用したいのが、切り花を長持ちさせるために、切り花の延命剤を活用することです。

切り花の延命剤というのは、2つの効果が期待できます。

  • 雑菌の繁殖を抑える。
  • 栄養分の補給

延命剤を使えば、冬場なら4~5日は水の交換が不要です。夏場は少しこまめに交換すると、より長持ちしま

延命剤『クリザール』使い方の動画

切り花を長持ちさせる秘訣 を2分52秒で解説。

 

分かりやすく延命剤が解説されています。いくつかの種類がありますが、定番はクリザール。どれにするか迷ったら使ってみてください。

花瓶を置く場所

窓側に置く場合は、直射日光が直接当たらない場所がベスト。太陽光が当たると、花瓶の水の温度が高くなり、雑菌が繁殖しやすくなるのと、蒸発が激しくしおれる恐れがあります。

またエアコンの風が当たると、乾燥して痛みが早くなるので、風の影響を受けないところに飾りましょう。もちろんストーブやファンヒーターの近くも避けてくださいね。

水が腐ってしまったら

お砂糖を入れすぎたり、夏場のため水が腐ってしまったら、すぐにお水を効果しましょう。

注意したいのは、花瓶にも雑菌が繁殖しているので、よく洗い花瓶だけで漂白剤などで除菌をしてください。この場合、花瓶が傷まないかは注意してくださいね。

水が使っている茎にも、雑菌がたくさんいますがあまり薬品などを付けると枯れてしまうので、優しく洗ってから、改めて腐っていない茎の部分より少し上で斜めにカットしてください。もちろん水中で切り直しするのがベスト。

アルミホイールを入れたら長持ちした

花瓶の中にアルミホイールを入れると、お花の切り口が腐りにくくなりました。これは以外と効果があります。

長い茎のお花は、切り口のすぐ上にアルミホイールを巻き付けるのも効果的。綺麗なまま巻き付けるよりも、しわくちゃにして巻いた方がいいかも。

水は毎日、交換した方が腐りにくくなります。肥料を入れなくても秋~春にかけては、切り花だったら2週間くらいは咲いています。(花の種類や買ってきたときの、ダメージによっては1週間くらいで終わる場合もあります。)

まとめ

水あげから雑菌の繁殖を抑える方法、栄養分の補給法に砂糖を使う方法など、切り花を長持ちさせる方法、いかがですか?

失敗するかも!?と思われ方は、延命剤の活用も検討しましょう。上手に管理すれば10日~2週間ほどは楽しめます。癒やしのお花ですので、できるだけ綺麗なお花を咲かせたいですね。

切花を長持ちさせるには?

切花を長持ちさせるには?
切花を長持ちさせる方法、どの方法が一番良いのでしょうか?

切花を長持ちさせるためには、「水の中に十円玉を入れると良い」とか、「サイダーを入れると良い」など、様々な方法が言われていますね。また、最近では、お花を買うと、延命剤という、お花を長持ちさせる液体を、サービスで付けてくれるお店も増えてきました。では、本当は、どの方法が一番良いのでしょうか?

切花が傷む主な原因として、水の中にバクテリアが発生して、そのバクテリアが切り口に繁殖するため、水の吸い上げが悪くなってしまうことがあげられます。お花屋さんでは、基本的に、

・花を活ける器を清潔にする
・毎日、水を取り替える
・水を変える際に、茎を少し切り直す

という作業を行っています。

私も、この方法を守ることが一番良いと思っていて、切花の延命剤などは、ほとんど使ったことがありませんでした。

そこで、同じ条件で実験をして、どの方法が一番良いのか、比較してみようと思います。


実験開始!

 

クリザールと重曹
 

実験をするにあたって、3タイプの水を用意しました。

まず、私がいつもやっている方法。普通の水道水に活け、毎日水を取り替えて、その際に、茎の切り口を切り直し、花を活けているグラスも洗います。次に用意したのは、最近注目されている重曹。本によると、水の成分が変化するためか、切花の持ちが良くなる効果があるということなので、試してみることにしました。そして、切花の延命剤。今回は、クリザールという材料を使用します。これは、ホームセンターや、お花屋さんなどで、一般的に売られています。

実験開始
 

●1日目 実験開始
左から
A.普通の水
B.水1カップ+重曹小さじ1/2
C.水1カップ+クリザール4cc

重曹水が濁りはじめて・・・
 

●3日目  重曹水が濁りはじめて・・・
B(重曹水)は、少し濁りはじめて、花びらが変な風に開き始めました。
A(普通の水)は、毎日、水を取り替えています。C(延命剤)より、花が硬くしまっていて、長持ちしそうな気がします。

重曹水のバラが・・・
 

●5日目  重曹水のバラが・・・
B(重曹水)のバラが、とうとうダメになってしまいました。花がしおれて、カサカサになってしまっています。A(普通の水)のバラとC(延命剤)のバラを比べると、花びらの開き方に差があり、Aは、芯がまだ固く、外側が開いている感じ。Cは、芯も外側もバランスよく開いている感じがします。

普通の水のバラもついに・・・
 

●7日目  普通の水のバラもついに・・・
A(普通の水)のバラが、開ききらないうちにダメになってしまいました。この方法を信じていたのですが・・・C(延命剤)のバラは、あと、2~3日は持ちそうです。B(重曹水)は、アイビーもダメになってしまっていました。

 

 

 

 

結論 切り花が一番長持ちしたのは延命剤を使った水

延命剤を使った水は、一度も取り替えていないのに、一番良く持つことがわかりました。花もバランスよく開き、良い状態を長くキープできるようです。

重曹水については、本に書いてあった通りの分量でやってみたのですが、あとで色々と調べてみたところ、「入れすぎは逆効果!」という情報もあり、もっと少ない分量でやれば、うまくいったかもしれません。どれくらいの分量が適切なのかは、またの機会に実験してみることにします。

とにかく、延命剤を使えば、水を取り替えなくてもこれだけ持つということがわかりました。(私の今までやっていたことはなんだったんでしょう……)2~3日おきに水を交換して、その際に延命剤を使うようにすれば、花はさらに長持ちすると思います。

最後に……延命剤は、決められた濃度を守って使うことが、長持ちの秘訣です。面倒ですが、きちんと計って使うのが賢い使い方ですよ。